植木を植えるのは避けた方が良い理由

植木を植えるのは避けた方が良い理由

大きな敷地の墓地を求め、石碑の周りのスペースに故人が好きであった植物や垣根風の植木を植えられているのを時々見かけます。立派なお墓ほど、こうした植物を植えられているケースが多いようです。
しかし一般的に普通のお墓の周囲に植木を植えるのは避けるべきと言われています。宗派によっては、何か宗教上の意味があり、そう言われる場合もあるのかも知れません。
そんな宗教上の課題からより、一般的には長い年月が経つと、木の根が予想以上に張り、石碑や周囲の巻き石等が傾いてしまう事が考えられるからです。先祖代々のお墓は、百年スパンの長きに渡り受け継がれるもので、これを考えておくことが大切なのです。
もし故人が眠る所に、故人が好きだった植物をと考えられるなら、花の咲いた切り枝をお供えすれば良いでしょう。故人が花の下で眠りたいと強く望んでおられたのなら、別途樹木葬で埋骨され、その生前の望みを叶えて差し上げる事を考えると良いでしょう。

管理費で雑草除去や掃除を行ってくれる霊園

お墓の周りには雑草が生え、見苦しい状態になってしまう事が少なくありません。お墓が自宅近くで月命日に毎月お参りできるなら、お参りの度に抜いて掃除をしても、それほど大変ではないかも知れません。
しかし、お彼岸やお盆など年に3回程度訪れるだけの場合、お参りの前の雑草を抜いて掃除をする事は非常に大変な作業となります。しかも高齢になれば、一層堪えてしまいます。
霊園によっては管理費でしっかりと清掃を行ってくれる所も少なくありません。新しく墓地霊園を購入される際には、こうした掃除を行ってもらえるかを確認し、霊園側で清掃してもらえる所を選ぶのも一つの方法です。
また田舎の地域の墓等で、こうした管理が行き届いておらず、草がぼうぼうになっているのではと、気になりつつも遠方でお参りに行けないような場合には、掃除と代参を行ってくれる業者さんを利用すると言う方法もあります。ご先祖の眠られる所であり、草が伸び放題と言う状態は、やはり避けたいものです。